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アッタクス・アトラス
アトラスモス
緑豊かなウブドのジャングルの奥深く、夜の帳(とばり)に隠れるようにして、自然界で最も壮大な巨人のひとつ『アトラスモス(学名:アッタクス・アトラス)』が生息しています。羽を広げると世界最大級の蛾(が)として知られるこの生き物は、まさに大自然の驚異です。最大25~30cmにも達する巨大な羽は、赤褐色、黄褐色、クリーム色の複雑な模様で彩られ、独特な半透明の「窓」のような模様を持っています。
最も目を引く特徴は前翅(ぜんし)の先端で、蛇の頭に驚くほどよく似ています。これは捕食者を遠ざけるための、自然の巧妙な防衛本能(カモフラージュ)なのです。これほど圧倒的な大きさを誇りながらも、成虫としてのアトラスモスの命は驚くほど短く、通常わずか1~2週間しか生きられません。彼らには物を食べるための口(口器)がなく、幼虫の時代に体内に蓄えたエネルギーのみで命を繋(つな)ぐのです。
お客様のヴィラの近くでアトラスモスに出会うことは、非常に稀(まれ)で決して忘れられない体験となるでしょう。それは、当リゾートが保護するジャングル・サンクチュアリで、豊かな生物多様性が力強く息づいていることの何よりの証(あかし)です。音もなく現れるその儚(はかな)い姿は、バリ島の夜が持つ魔法と神秘そのものを体現しています。